型枠大工工事

型枠大工とは、マンションや学校、商業施設といった鉄筋コンクリートや鉄筋構造の建物を建設する際に、コンクリートを流し込むための型枠を作る職人のことを言います。

その型枠を建設現場にて所定の場所に設置し、コンクリートを流し込み、固まったらその型枠を解体するのが型枠工事の一連の流れになります。

鉄筋コンクリート、鉄筋構造の建物をより強固なものにする為、型枠大工の熟練の技が重要な一つの要因となってきます。

当社では、この先ずっと残り続けるような、建造物の建設に携わっています。

作業の流れ

①拾い出し

拾い出しとは、施工図から柱・壁・梁・床など情報を拾い出しパソコンなどで加工図を作成する作業になります。

この作業は、平面から立体を想像して作業を行うことが大切です。

拾い出しで、どれだけ現場作業がスムーズにいくか、重要な作業になります。

拾い出しで現場の出来高が半分以上決まると言っても過言ではありません。

そのため当社では専用のソフトを使い、より正確に分かりやすい加工図を作成しています。

このソフトの導入により、複雑な建物でも迅速に高精度で対応出来る様になりました。

s-001
次へ

②型枠の加工

加工とは、作成した加工図をもとにベニヤや桟木などの材料を使用し型枠を加工していく作業になります。

複雑な形状の建物などには、どこにどの材料をどうやって使用し型枠を加工していくか頭を使い作業を進めていきます。

型枠加工
次へ

③墨出し~建て込み

墨出しとは、作成した型枠を現場のどこに設置するのかを分かりやすくするためあらかじめ線や印を付けていく作業になります。

加工図を見ながら正確に印を付けていきます。

建込みとは、墨出しで印を付けた場所にあらかじめ加工しておいた型枠建て込んでいきます。

型枠建込みの精度が、建物全体の完成度に大きく左右する重要な作業になります。

IMG_E2024
次へ

④コンクリート打設

建て込みが終わったら次はコンクリート打設を行います。

コンクリート打設時、型枠が変形していないか、精度は保たれているかなど、水平垂直の確認を行います。

型枠業界の許容範囲は±3㎜と言われていますが、当社では±0を心掛けています。

IMG_2180 (1)
次へ

⑤型枠解体~躯体完成

流し込んだコンクリートがしっかりと固まったら、型枠を解体していきます。

解体作業が終わったら躯体の完成になります。

躯体完成